当教習所では、脳卒中や脳外傷から社会復帰を目指す方が、医療機関での机上検査だけでは判定できない自動車の運転に関する能力に欠落はないかなどを測定し、自動車の運転免許を継続し、より安全に交通社会へ復帰して頂くための「高次脳機能障がい等運転支援講習」（以下「本講習」という）を実施しています。

運転支援講習の流れ
　実車やCRT検査機を使用した運転適性検査により、安全運転に必要な三要素を確認

・認知（道路状況を見る・聞く・感じるなどで情報をとらえているか）
・判断（とらえた情報により、危険を予知・予測し、どう対処すべきか考える）
・操作（ブレーキやハンドルを操作し、安全な対応をする）

上記を総合的に判定し、結果を医療機関様や個人様へフィードバックします。

　なお、本講習は、上記病歴からの社会復帰（運転免許継続）を保障するものではありませんので、くれぐれもご注意下さい。

　本講習に関しまして、実施例は100件を超えました。京都府作業療法士会から京都府下の自動車教習所に対して実車を使った講習への強い普及・協力依頼があり、現在、四輪車や二輪車（二輪車は実車はなくシミュレータを使用）の運転免許保有者を対象に、京都府公安員会における臨時運転適性検査をうける前後の方を対象とした講習を実施しています（実車による運転講習は当教習所の教習車を使用します）。
　運転支援講習の詳細は、医療機関様・個人様を問わず、当教習所までご連絡頂きますようお願い申し上げます。