危険予測練習問題【4】解説

(問1)

  1. バスは、右折車をさけながら直進してくることが考えられます。この場面で、バスは直進してこないだろうとか、自分の車の右折するのを待ってくれるだろうと予測して運転すると、交差点内で衝突する可能性があります。
  2. バスのかげになって見えない部分に他の車両がいるかもしれないので、バスが通過してから、安全を確かめて右折しましょう。また、バスが直進してこないときでも、バスのかげから二輪車が出てくることがありますから、十分注意しましょう。
  3. 自分の目でしっかりと状況を確認してから行動することが大切です。
(問2)
  1. 死角部分に歩行者や他の車両がいるかも知れません。また大型車が右側に寄ってくるかも知れないことも考え、同時に右折すべきではありません。
  2. この場面では、自分の車が大型車のかげに隠れてしまって、対向車や横断歩道上の歩行者から自分の車が認知されていないかもしれませんし、こちらからも交差点の状況が確認できません。大型車が右折したあとに、安全を確かめてから右折しましょう。
  3. すぐ後に追従して右折すると、歩行者や自転車の動きがわからないまま右折することになり、非常に危険です。
(問3)
  1. 設問の通りです。
  2. 踏切通過時に左端に寄り過ぎて落輪してしまうと、自分では動きがとれなくなり、数人がかりで押してもらうなどしないと脱出できません。踏切では、死亡・重傷事故のような大きな事故が起こりがちです。対向車に注意しながら、やや中央寄りを通行し、落輪しないようにしましょう。
  3. 踏切の向こう側が混雑しているときに発進してしまうと、踏切内で動きがとれなくなるおそれがあります。踏切内でこのような状況におちいることは、大変危険です。踏切の先に自分の車が入る余地が確認できるまでは、発進せずに待たなければいけません。